曽祖父の兵籍簿が届いたので、次は兵籍簿の内容を詳しく調べるために、靖国神社の楷行文庫へ行ってみることにしました。
楷行文庫は靖国神社にある図書館です。
靖國会館一階にある靖國偕行文庫は、靖國神社御創立130年を記念して平成11年10月7日に開館しました。当文庫は、靖國神社に鎮まる英霊の戦歿された当時の調査資料を整備し、その御遺徳を顕彰するとともに、後世の研究に資することを目的とした図書館で、財団法人偕行社より建物と蔵書が奉納されたことから、この名が付けられています。
靖國偕行文庫
靖國偕行文庫には現在、靖國神社の蔵書を併せ約14万冊の図書資料が収蔵されています。神道関係の資料をはじめとして、蔵書の多くは戦史・戦記・部隊史・教程・教範類・英霊の追悼録・回想録等の日本近代軍事史関係資料です。
当文庫内には、閲覧室が設けられており、どなたでもこれら図書資料を利用することができます。
以前参集殿で曽祖父の照会をしていただいたときに、「楷行文庫だったら詳しく調べてもらえるよ」と教えてもらったので早速行ってみることにしました。
楷行文庫は水曜日、金曜日、土曜日が開館日です。予約優先とのことなので、まずは電話で予約しました。
そして、予約した日に楷行文庫へ。
楷行文庫の受付の方に名前をお伝えすると、席に案内してもらえました。
(私が行ったときは私以外の利用者がいなかったので、もしかしたら予約なしでも大丈夫だったかも?)
楷行文庫のスタッフの方に兵籍簿をお渡し、曽祖父の軍歴を調べていること、サイパンのどこで戦死したかを知りたいことをお話ししました。
スタッフの方曰く、どこで戦死したかは同じ部隊の人が手記などを残していない限り、調べることは難しいとのこと。
サイパンは激戦地だから生き残った人も少ないし、仕方ないかもしれないですね。
とりあえず、まずは曽祖父が配属されていた時期の軍艦がどこに行っていたか調べていただき、軍艦の移動の履歴が記載されている資料をコピーしていただきました。
演習で佐世保や中国や台湾に行っていたり、色々な所に行くことができて羨ましいなと思う反面、それこそ月月火水木金金で休みなく働かなくてはいけないのですごく大変だったろうなと…
機関兵でボイラーの担当だと、暑かっただろうしエンジン音うるさかっただろうし、過酷だったんだろうなと思うと、本当に尊敬しかないです。
(調べれば調べるほど、何故血が繋がっているはずなのに曾孫(私)は根性がないんだろうと不思議に思います。笑)
また、曽祖父が配属されていた鎮守府の部署についてのことも調べていただきました。ネットで調べても詳しい説明がなかったりするので非常にありがたかったです。
一通り資料をコピーしていただき、帰宅しました。
次は軍歴を一つ一つピックアップしていこうと思います。
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